コテメンテナンス

 ガスゴテのメンテナンス


~冬場の着火不良やガス漏れ対策~

冬場になると、ガスゴテの着火不良や温度があがらないといったような不具合が多くなります。

2月3月の繁忙期にそういった不具合が発生すると作業効率が大幅に低下してしまいます。

今回は、そういった事態が起こっても冷静に対処するためのコテのメンテナンスマニュアルをご紹介致します。

 G5000RⅡ メンテナンスマニュアル


【不具合】火が点かない


着火レバーをONにした際、カチッと音がしますか?


YES  NO  【圧電ユニット】の不良が考えられます。P.2 1-1をご確認ください


着火レバーをONにした状態で、ガスの噴出する音がしますか?


YES  NO  【噴射ノズル】の不良が考えられます。P.3 2-1をご確認ください


消耗品である【燃焼室】または【エゼクター】の交換時期の可能性があります。
①最初に、エゼクターをご確認ください。P.3 2-2
②問題がないようであれば、燃焼室をご確認ください。P.4 3-1



【不具合】ガスが調節できない


ガス調節レバーのメンテナンスが必要となります。P.4 3-2



【不具合】ガスが漏れる


本体の損傷による為、修理できません。新品をご購入いただきますよう、お願い致します。

 主な部品の名称

  1. 燃焼室
  2. エゼクターユニット
  3. ローレットキャプ
  4. ガス調節レバー
  5. 噴射ノズル
  6. 噴射ノズル台
  7. スイッチ支持板
  8. 圧電ユニット
  9. 圧電バネ
  10. 圧電ワイヤー
  11. 有電線
  12. 着火レバー
  13. オフスイッチ

 1-1 圧電ユニット交換方法

  1. ローレットキャップ③を回してこて先ごと外し、エゼクターユニット②を引き抜きます(引っ張るだけで取れます)
  2. 着火レバー⑫下にシールが貼ってあり、そのままだとボディを開けません。接合部に沿って、カッターで縦に切り目を入れてください。
  3. 側面のネジ(4本)を外します。※ネジ4本の内、2本はシール下にございますので、シールを剥がして作業してください。
  4. 内部はこのようになっています
  5. 圧電ワイヤー⑩が、ボディの溝にはまっているので、手前に外してください。
  6. 噴射ノズル台⑥をボディの溝から外してください。
  7. 圧電ユニット⑧を手前に引っ張り外します。
  8. 取り外した古い圧電ユニット⑧から、Aの圧電バネ⑨とBの圧電ワイヤー⑩を外し、新しい方へ付け替えます。
  9. 圧電ユニットの取付をします。まず、ワイヤーをCの穴に通します。
  10. 次に、誘電線⑪をスイッチ支持板⑦の下にくぐらせてください。
  11. 圧電ユニット⑧をコテ内部に収めます。圧電ワイヤー⑩、誘電線⑪、噴射ノズル台⑥を、それぞれボディの溝にはめていきます。ポイントを細かくご説明します。
    1. オフスイッチ⑬が所定の穴に収まっているかご確認ください。
    2. ボディに誘電線⑪がちょうど収まる溝がありますので、そこにしっかりはめてください。
    3. 噴射ノズル台⑥を所定のくぼみにはめます。
    4. 圧電ワイヤー⑩の白いチューブ位置を調整し、所定の溝にはめてください。チューブの下端を、矢印の位置に調節してください。
  12. バネを丸印の穴にあてがうようにしてボディをはめて、ネジを止めてください。
  13. エゼクターユニット②を装着し、ローレットキャップ③と小手先を取付して完成です。※エゼクターユニット②の装着方法は、P.3 2-2をご確認ください

 2-1 噴射ノズル交換方法

  1. エゼクターユニット②を引き抜いた後、ラジオペンチ等で噴出ノズル⑤(金色の部分)をつまみます。
  2. つまんだまま噴射ノズル⑤を引き抜き、新しい噴射ノズルをはめます。

 2-2 エゼクターユニット交換方法

  1. 古いエゼクターユニット②を引き抜きます。新しいエゼクターユニットをはめます。。
  2. 右図を参考に、新しいエゼクターユニット②を装着してください。

 3-1 燃焼室交換方法

  1. 付属の7㎜レンチと8㎜を使用します。8㎜レンチを燃焼室①上部に、7㎜レンチをコテ先下部に右図のようにあてがいます
  2. 8㎜レンチを時計回り、7㎜レンチを反時計回りに回すと燃焼室①が外れます

 3-2 ガス出力調整方法

  1. ガス調節レバー④が真ん中の位置で、炎の芯の部分が、7㎜前後になるのが標準です。(ローレットキャップ③を外して、エゼクターユニット②をむき出しの状態のまま、着火してください) 
  2. ガス調節レバー④のキャップをはずし、基準より炎長が長い場合は短くなるように、短い場合は長くなるようにレバーで調整します。
  3. マイナスドライバーで反時計回りにレバーを緩め、センター位置に戻します。
  4. センター位置で時計回りにネジを締めます。再度、炎長を確認してください。コントロールレバーをつけて調整は終了です。

 定期メンテナンスのご案内 長期的にご使用いただく為に

この度は「バーンナイフG5000RⅡ」をご購入いただきまして、誠にありがとうございます。こちらの製品は大変精密な構造となっておりまして、日々のメンテナンスの有無によって、寿命が大きく変わります。 故障原因の9割以上を占めるのが「定期的な清掃をしないことによる着火不良」そして、「消耗部品の寿命」によるものです。


つきましては、製品本体に同梱しております「バーンナイフG5000RⅡのメンテナンス方法」をご覧いただき、週に1回程度を目安に、定期メンテナンスをしていただければと存じます。


また、「エゼクターユニット」ならびに「燃焼室」は消耗品となり、一定期間で製品寿命が尽きますので、予備をお持ちいただく事をお勧めいたします。

 冬季など、気温が低い環境でのご使用について

専用ガス「ガスボンベ(中島銅工製)」をご使用の場合、成分の性質上、気温の低い環境下においては本体や部品に異常がなくても着火がしづらくなる事がございます。その際は、「冬季用ガスボンベ」をご使用いただくと、着火がしやすくなる場合がございます。

販売元 株式会社キャンディルデザイン
〒144-0035 東京都大田区南蒲田1-25-11
Tel:03-3737-1421
Fax:03-3739-7519

 G1400Ⅱガスこて  こんな時どうする?

Q1 着火しないのですが
エゼクターユニットが破損・ガスのつまり(ガスが吐出しない)の場合、着火はしませんので下記の事項を確認し該当しましたらエゼクターユニットを交換してください
ガスは吐出するが着火しない場合、コントロールレバーを調整してご使用ください
   暑い時期はコントロールレバー3から左側
   寒い時期はコントロールレバー3から右側に動かしてください
コントロールレバーを調整しても着火しない場合はご購入された販売店にご連絡ください。
Q1 着火はするが温度が上がらないのですが
燃焼室を確認し、変色や触媒の脱落が見られた場合は燃焼室を交換してください。
燃焼室内部の触媒が欠損・脱落すると発熱すると発熱せずそのまま使用すると故障の原因にもなります。また必要以上に温度を上げるとコテ先の変形・触媒の消耗が早まります。コントロールレバーで作業の適温にセットしてご使用ください。
Q1 タンク周りより異音がする
ガスタンクまたはハウジング周りからガスが漏れている場合は危険です。
使用をせずガスを完全に抜きご購入された販売店にご連絡ください。

 コントロール調整(炎長の調整)

注意1、調整中にタンク部は出来るだけ触らないで下さい

注意2、コントロールレバーで炎が上下しない場合は弊社までお送り下さい

注意3、調整時は室温に充分注意して下さい。(調整温度で暫らく放置してから作業を始めてください)



炎調整の基準


G1400Ⅱガスこてはコントロールレバーを中央位置にした時に火口先端部から炎最上部までの長さが7~8ミリの間に調整されています。

(室温20~25℃)

金属スケールにて計測してこの炎長に調整して下さい



  1. 写真の様に金属スケールで炎長を確認します
  2. まずコントロールレバーカバーを取り外します
  3. 炎長が7~8ミリになる様にコントロールレバーで調整します
  4. 炎長が7~8ミリの範囲にコントロールレバーをスライドさせます
  5. レバーピンが動かない様に注意してマイナスドライバーで反時計周りにネジを緩めます
  6. ネジが緩んだらレバーピンをセンター位置にします
  7. センター位置で時計回りにネジを閉めます。再度、炎長を確認し下さい
  8. コントロールレバーカバーを付けて調整は終了です

 エゼクターユニットの交換方法

G1400Ⅱガスこての中で最も重要な部品の一つ、ブタンガスと空気を混ぜて混合ガスを作り高温の炎を作る部品。

交換用の予備を携帯しておくことをお勧めします

  1. 燃焼室と本体を固定するローレットキャップを回し取り外します
  2. エゼクターユニットの空気取り入れ孔に六角レンチもしくは細いドライバーを差し込み反時計回りに回すと外せます
  3. 新しいエゼクターユニットを時計回りに回してしっかりと取り付け、①で取り外した燃焼室を本体に取り付けます

 燃焼室の交換方法

先端に触媒があり無炎での安定した酸化反応熱を供給する部品。触媒の寿命がそのまま燃焼室の寿命となります

  1. コテ先を固定しているビスを1.5mmの六角レンチを使用して外します。
    長期使用した場合、熱でコテ先と密着している場合がありますので、一度コテ先を温めてから行うと外せます。
    またビスの紛失には十分注意してください
  2. コテ先が外れたらローレットキャップを反時計回りに回して外すと燃焼室が外れます。①で温めた場合は十分に冷ましてから作業してください
  3. 燃焼室を交換し②①の順で本体へ取り付けます

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